万葉集の心をゴルフに  ISPS会長・JBGA名誉会長 半田晴久

国際スポーツ振興協会(ISPS)特別協賛による「HANDA AKIRA CUP」大会は、男女シニアプロ、レギュラープロ、これからの活躍が期待される男女研修生、さらに男女プロインストラクターが、同じフィールドで技量と名誉を競う、国内でも類を見ない画期的な大会です。

本大会は万葉集の心をゴルフに応用したものです。万葉集は「和歌の下における平等」の精神で編纂された8世紀の勅撰集です。いい和歌であれば、天皇や親王、皇女、朝臣、防人、あるいは詠み人知らずであっても、関係なく選ばれたのです。

この精神をゴルフに重ね、どのような形であれ、ゴルフに真摯に取り組み、研鑽を重ねている人々であれば、資格に関係なく参加する道を開いたのが本大会であります。

トップクラスの技量の選手も、「これから」という選手も、あるいはゴルフへの関わりがトーナメントプロとは違うプレーヤーも、ハンディによって平等の立場で戦い、楽しむ、フェアなスポーツ。万葉集が勅撰和歌集の原点であるように、これこそがゴルフの原点であると思うのです。

16_kobayashi.jpgこの趣旨に賛同してくださった、日本を代表する俳優であり、歌手であり、そしてプロゴルファーでもある小林旭氏のご協力で、本大会が実現しました。

大会には、パット・ブラッドリー、ジャン・スティーブンソン、ジェーン・ブラロックら世界のトップ女子シニア、全米プロの覇者ウェイン・グラディ、国内からは高橋勝成、山本義隆、吉川なよ子、高須愛子ら、多数の著名な選手が参加します。将来世界で戦う可能性を秘めた研修生も満を持しています。

プロアマ大会は、今回も、私が創設し、名誉会長をつとめる特定非営利活動法人日本ブラインドゴルフ振興協会(JBGA)から、ブラインドゴルファーを招待しています。目が不自由なゴルファーの皆さんも、憧れの有名選手と一緒にラウンドすることで、感動を味わっていただきたいと思います。また、一緒にラウンドする健常者のゴルファーは、ブラインドゴルファーの皆さんの真摯で明るいプレーぶり、チャレンジ精神の素晴らしさに、きっと感動されることでしょう。

今回の画期的な大会を通して、参戦する各選手が相互に刺激を与え、享受することで、さらなる飛躍への好機としていただくとともに、プロアマ戦や試合観戦を通して、健常者も障害者もない、平等で健全な社会の形成に向けた一助になればと願うものです。