ISPSに時々寄せられるご質問にお答えします。

当協会には、個人会員が4418名在籍しており、企業・団体による支援は640社にのぼります。いずれも、当協会の公益活動の意義を高く評価し、賛同して下さってる方々です。こうした、ISPS会員の支援に加え、大会の開催ごとに協賛や支援を募り、活動を成立させています。また、経費を抑えるために、広告代理店や運営業者を極力減らし、関連団体の職員がボランティアで運営してます。その中には、プロのピエロやジャグラー、魚屋やミュージシャン、劇団員やダンサー、チンドン屋や模擬店の料理人なども居り、自分たちで何でも賄えるのです。

 また、寄附を頂く640社の中には、宗教法人の寺や神社があり、特にワールドメイトさんからは、たくさんご寄附頂いております。半田が会長を務めてることから、誤解したり憶測されることも多いですが、事実は以上の通りです。

 公明正大で法に則(のっと)り、一般社団法人として、極めて健全な運営をしております。すなわち、反社会的な勢力からの資金や、不法に入手した資金など、一切ありません。あれば、税務署や警視庁にすぐ摘発されます。だから、資金の出所を云々される筋合いは、全くないのです。

 一般社団法人にしろ、公益社団法人にしろ、また公益と一般の財団法人やNPO法人は、寄附によって活動するのが基本です。そのために、皆さん、大変な努力をしておられます。我々も同じです。

 そして、民間の公益団体が成功し、財政基盤を揺るぎなくするには、人・物・金を結集させる、半田会長のようなカリスマ性のあるリーダーが必要です。そのリーダーが居なくなると、たちまち衰退するのです。これは、どこの団体でも同じです。ISPSの資金的背景とは、たったそれだけの事です。すなわち、リーダーの半田会長の情熱やカリスマ性、リーダーシップに正当な資金が集まり、運営委員の努力によって確定してるのです。

 そこに、何ら問題はなく、法的にも道義的にも、また社会通念上の問題となる所もありません。ただ、背景や実際を知らない人が、何となく胡散臭いと思ったり、資金の出所が気になるだけです。実際には、以上述べた事が全てであり、これ以外には何もありません。

 また、広告等については、関東版だけの新聞が多く、決められたスペースで、コンスタントに出すことを心掛けており、メディアが思うほど、大きな額を使ってる訳ではありません。

 また、海外でのゴルフトーナメントは、日本の1/3から1/10でやれます。第1の理由は、日本のように中間搾取的に費用が加算されないこと。第2は、テレビ放映料が要らず、逆に協賛して頂くこと。第3に、税法が違い、企業による寄附は全て非課税である事。だから、経費の削減になり、顧客や職員をもてなすため、多くの企業が寄附や協賛をするのです。日本の場合は、資本金の数パーセントしか非課税になりません。このような理由で、皆が思う程、資金はかけてないのです。

 それでも、ISPSが世界中でスポンサーをたのまれるのは、第1に一般社団法人なので、競合がないからです。たとえば、ロレックスがメインスポンサーになると、オメガやIWC、ウブロやロンジン、セイコーは決して協賛しません。ISPSがメインスポンサーなら、ライバル企業もみんな協賛するのです。

 第2に、ISPSがどの団体よりも、障がい者を支援する社会貢献第一の団体であることを、世界のゴルフ関係者が知ってるからです。彼らはキリスト教圏の人々なので、ISPSや半田会長の理念やメッセージはわかり易く、心から賛同できるものなのです。それで、ISPSがスポンサーになると、多くの協賛が得られ、いつも大会が盛り上がります。ゴルファー達も、そこに参加する事を喜ぶのです。

当協会の半田晴久会長は、宗教法人ワールドメイトの代表役員も務めています。しかし、同時に40年続く予備校、みすず学苑の学苑長であり、38年続く時計の輸入元、(株)ミスズの社長でもあります。また(株)ミスズは、時計の小売直営店HANDA Watch Worldを5店舗経営してます。それだけでなく、30年間(株)たちばな出版の社長であり、(株)菱法律経済政治研究所の社長であり、薬局の武蔵野メディカル(株)の社長であり、観光会社(株)ジャパンペガサスツアーの社長でもあるのです。さらに、NPO法人世界芸術文化振興協会(IFAC)会長であり、オバマ元大統領を招聘したNPO法人世界開発協力機構(WSD)総裁であり、一般財団法人東京芸術財団(TAF)の会長でもあります。また、公益財団法人 協和協会の理事長であり、公益財団法人 国際フォーラム理事であり、公益財団法人 日印協会理事でもあります。

 海外では、37才からオーストラリア・パースにある、ヨットのマリーナのCEOであり、イギリスとオーストラリアに観光会社があり、スイスの時計会社ヤーマン&ストゥービのオーナー社長でもあります。これらを創業し、40年も成功させてる半田会長は、信義、礼義、恩義に厚く、社会的な良識と常識と礼節を弁(わきま)えた人物です。ただ、アーティストやクリエイターでもあるので、ギャグや文章力、英語や日本語のスピーチは、めちゃめちゃユニークで面白いのです。外国人に人気があるのも、そういう所です。

 これら、多くの活動や組織の一つが、ISPSであり、宗教法人ワールドメイトなのです。その意味では、ISPSは、宗教とは遠い親戚のような関係です。しかし、宗教だけでなく、上記のあらゆるものに関係してるのです。

 ところで、宗教法人ワールドメイトは、文部科学省認証の、神道系の宗教法人です。天理教や金光教と同じです。

 神道という宗教は、聖と俗を区別して、共存するのが特色です。また、生業と家とコミュニティーの繁栄が、神の祝福や恵みなのです。だから、本来、反社会的になりようがないのです。これは、ユダヤ教と全く同じです。現実の生活や社会に価値を置かず、あの世の幸せや誉れに価値を置く、脱俗や出家思想の仏教やキリスト教、イスラム教とは根本的に違うのです。だから、法的にも資金的にも、一切の公私混同はなく、不正も違法もなく、反社会的な要素は何もないのです。あれば、税務署や警察、文科省が厳しく指導し、問題にします。やくざ組織や風俗、野球賭博の組織ではないのです。

 文科省認証の宗教法人からの寄附があっても、それは問題のある資金や、反社会組織から流れた、汚れた金ではありません。もしそうなら、高校野球の「PL学園」「智辯学園」「天理高校」「創価高校」は、反社会組織の汚れた金で運営される学校です。そうなると、天理図書館も天理市も、汚れた金で成り立つ存在です。それは、社会通念上あり得ない理解です。宗教と聞けば、何でもアレルギーになるのは、日本人だけです。特に、宗教や宗教法人の何たるかを知らない、教養や知性や知識に偏りのある、無知な人が偏見を持つのです。半田会長は、言わば宗教法人明日香宮の代表であり、角川書店の社長だった角川春樹氏が、ギャグを飛ばして歌ったり、演劇したり、ゴルフのスポンサーをしてるだけです。それが、ISPSのハンダです。これが、一番わかりやすい説明でしょう。

 半田会長は26才から、40年間「みすず学苑」という予備校を経営し、38年間、(株)ミスズで時計の製造、卸、小売業をやってます。また31年間、(株)たちばな出版の社長をしてます。神道の宗教家ですが、同時に普通のビジネスマンでもあるのです。それも、角川春樹氏と同じです。宗教と言っても、神道だからこそ、それが可能なのです。

 神道では、「生活の中を生き貫く」のが美徳です。また、「神々の祝福や恵みは、生業や家やコミュニティーの繁栄に表われます。そして、それが子々孫々続く事が尊い」のです。宗教と言っても、同じではないのです。特に神道は、生活に根ざし、社会に根ざし、聖と俗を区別させて共存する、日本古来の精神の根幹です。ドグマや強制がないので、色々な宗教や哲学、経済理論と習合し、国と社会と生活に活気を与え、豊かにして来たのです。

 例えば、辯天宗や根源神社を崇拝した松下幸之助氏。宗像大社をこよなく崇拝した、出光の創業者出光佐三氏。箱根神社を熱心に崇拝した、西武グループの創業者堤康次郎氏。天台宗の僧侶で、エスエス製薬の中興の祖だった泰道照山氏。東芝の土光敏夫氏は、熱心な法華経信者でした。キャノンの社名は、「観音」に由来しています。また、協和発酵の創業者加藤辨三郎氏は、熱心な仏教徒で知られています。

 歴史をさかのぼれば、上杉謙信は真言宗の出家であり、武将も兼ねてました。武田信玄は武将であり、天台宗の出家でもありました。これは、日本仏教の底流に、神道があるからです。インドや中国の仏教にはないものです。このように、聖と俗を区別して共存するのが、日本文化や精神構造の奥にある神道なのです。こうした、縄文時代から続く日本古来の精神や思想、行動を貫き、世界に通用する日本人の中の日本人をめざすのが、半田会長です。だから、外国人のいる公式の場では、しばしば羽織袴を着るのです。中国人や韓国人ではないアピールでもあります。

 しかし、先にも述べたように、ISPSと宗教法人ワールドメイトは、組織としては法的にも資本的にも、全く区別されています。また、宗教法人ワールドメイトと、みすず学苑という予備校が、40年間も区別して両立できてるのは、明快な理由があります。それは、ワールドメイトが、信者を増やす事を第一としないからです。また、建物を立派にして、増やす事を大切と思わない、教勢を広め、社会に影響力を持つ事を大切に思わないからです。それじゃ、何を第一とし、何を大切にしてるかと言えば、無形の「神の御心」です。それは、人類愛であり、人道主義であり、人々の生きる社会への貢献です。また大切にしてるのは、自由で民主的で、強制や排他的な所がなく、明るく楽しい事です。だから、多くの宗教と協力して、平和や福祉を進め、弱者の救済に努め、一人一人の幸せを大切にしてるのです。宗教団体としては、ボチボチ発展すれば良く、巨大な教団にする気は全くないのです。だから、40年間予備校で宗教の話をしたり、儀式をしたり、宗教への勧誘をした事がないのです。全ての生徒や父兄、講師に対しても40年間変わりません。これが、聖と俗を区別して、共存する具体例です。ただ、神の御心を大切にして、一人一人の生徒のために、しっかり受験指導をするだけです。宗教法人ワールドメイトと、一般社団法人ISPSとの関係も、全くこれと同じなのです。

半田会長という人が、ふつうでは理解できない、信じられないような人物なので、少し説明いたします。以下、誤解なく、偏見なく、ご覧いただきたく存じます。

 半田会長は、先述したように、無形の「神の御心」を第一とし、30年前の1988年、日本で最初にブラインドゴルフ倶楽部(現 NPO法人日本ブラインドゴルフ振興協会〈JBGA〉)を設立しました。だから、日本に初めてブラインドゴルフを紹介した、「日本のブラインドゴルフの父」として知られます。以後、30年にわたり、日本と世界で、ブラインドゴルフや障害者スポーツを支援しています。

 またカンボジアでは、大きな無料救急病院や孤児院を作り、カンボジア大学やテレビ局、ラジオ局を作り、医療や教育に貢献しています。なぜカンボジアかと言えば、ポルポト政権によって国民の半分が殺され、当時、カンボジアはアジアの最貧国だったからです。こうした貢献に加え、カンボジア政府にたのまれ、福岡の名誉領事にもなりました。20年以上にわたる、これらの貢献により、4つの国家勲章を国王や政府から頂き、政府顧問や首相顧問を務めるほどになりました。それほど、カンボジアでは信頼されてるのです。

 中国では、最貧地域に130校の小学校を作り、さらに、貧しくて優秀な少数部族の少女を、北京の中学校に招待し、大学まで卒業させる教育支援をしました。ジャッキー・チェンも、それらの事を知り、日本に来て半田会長と親友になったのです。

 アフリカでは、イギリスのヘンリー王子と協力して、エイズ撲滅のための活動を行ってます。また、ウィリアム王子とは、ISPSで絶滅危惧種の動物保護の活動もしています。その他、多くの大学や子供の教育支援、サッカーチームのスポンサーなどもしたのです。

 また世界開発協力機構(WSD)で、ビル・クリントンやオバマ前米国大統領とシンポジウムを開き、マニー・パッキャオやジャッキー・チェンと、芸術や音楽、教育や福祉、医療など、あらゆる分野で協力し、世界的な社会貢献活動を進めようとしています。

 当協会のインターナショナル・アンバサダーに就任した、リー・ウェストウッド(英国)は、次のように述べてます。「ISPSハンダは、長年にわたって全世界におけるゴルフに対して、驚くべきご支援を尽くされてきました。その、国際アンバサダーチームの一員として、プレーできることを誇りに思います」

 同じく、ISPSのインターナショナル・アンバサダーに就任した、アーニー・エルス(南ア)は、自身も財団を持ち、慈善事業に力を注いでます。そして、 「アンバサダーとして、任命頂いたことを光栄に思います。ISPSハンダは、プロとアマ双方において、ゴルフの偉大なサポーターを務めてこられました。同協会はまた、世界のブラインド・障がい者ゴルフの支援においても、驚くべき業績をあげておられます」と、コメントしました。

 女子ゴルファーでは、当時世界ランキング10位以内の、リディア・コ(NZ)やレクシー・トンプソン(米国)、チョン・インジ(田仁智、韓国)、また、チャーリー・ハル(英国)らが、当協会のインターナショナル・アンバサダーになりました。彼女たちも、「ISPS HANDA・ヤーマン&ストゥービ オーナーズカップ」に出場した際、一様に、「世界的な社会貢献で知られる、ISPSファミリーの一員になれたことを光栄に思う」と、述べています。

 また、前ニュージーランド首相ジョン・キー氏や、前アイルランド首相エンダ・ケニー氏が、当協会の名誉総裁であり、世界に8000万人の信者がいる、英国国教会の最高位、元カンタベリー卿のロード・キャリー氏が、当協会の名誉会長を務めておられます。いずれも、半田会長とは長年の友人で、ISPSや半田会長の30年にわたる世界的な社会貢献に、心からご賛同下さって就任されたのです。

 さらに、2017年からISPSと半田会長は、今のローマ法王の肝入りで進める、バチカンの関連団体 Sport At The Service Of Humanity(SSH)の、初のGlobal Patronに就任しました。SSHには6つのポリシーがあります。「1、Compassion(思いやり) 2、Respect(敬意) 3、Love(愛) 4、Enlightenment(啓発・啓蒙) 5、Balance(調和) 6、Joy(喜びを分かち合う心)」です。すなわち、バチカンの宗教的使命感による、スポーツとの融合です。SSHが、スポーツを通してこの6つを進めるにあたり、ISPSと半田会長に協力を要請されたのです。スポーツによる社会貢献を、世界で最も推進してるのがISPSだからです。

 欧米人は、キリスト教の博愛精神が根付いてるので、ISPSの社会貢献をよく理解してます。内在する普遍的宗教性がないと、社会への貢献やチャリティー活動は長続きしません。半田会長に、無形の「神の御心」を大切にする信仰心や、長年にわたる博愛の実践、また宗派を超えた宗教心があるからこそ、30年を超える社会貢献がいまも続き、ますます発展してるのです。そこに、批判すべき所や、疑念を持たれる要因は、何一つないと確信致します。

ISPSとミスズによる、東京ヴェルディ支援について

 ISPSと株式会社ミスズは、2年間にわたり「東京ヴェルディ」をスポンサードして参りました。
 しかしながら、大変残念なことに、ISPSとミスズは、今年限りでヴェルディのスポンサーを降りざるを得なくなりました。
 決して、ヴェルディが嫌になった訳ではありません。以下、メインスポンサーとして、事情をサポーターの皆様に説明しなければ、ヴェルディを見捨てたかのような、残念な誤解を抱かせてしまいます。そのため、以下に事情を記させて頂く次第です。

ヴェルディ支援のキッカケと経緯

 ISPSとミスズが、ヴェルディを支援してきた経緯は、これまで何度も公に申し上げて来た通りです。数年来、ヴェルディから何度も、メインスポンサー契約の打診を頂いておりました。しかし、メインスポンサーともなれば、中途半端なことは出来ないため、お断りして来たのです。

 しかし、東京ヴェルディの羽生英之社長と葉梨忠男様から、何度も熱意あふれるお声掛けがあり、そこまで仰るならと、2017シーズンからメインスポンサーを引き受けたのです。その背景には、2014年より2016年まで、南アフリカプレミアリーグのムプマランガ・ブラック・エイシズFC(現ケープタウン・シティFC)のメインスポンサーをしてたこと。また、2016年12月より、ニュージーランドのサッカーリーグのメインスポンサーになり、サッカー支援を始めたことで、サッカーの縁を感じたからです。

 それまで、ヴェルディのメインスポンサーは、長続きしない印象でした。特にここ10年は、胸スポンサーが付かなかったり、付いても丸2年続いた企業がなかったほどです。しかし、我々は一旦引き受けたからには、最低3年以上は続けるのが責任だと考えました。また、出来ればずっと継続支援し、選手もスタッフも安心してチーム作りできる環境を育みたいと、決めておりました。

 そこで、ISPSとミスズは、両法人で2年合わせて4億2千万円の支援を行なって参りました。その中には、有名選手の移籍金援助も含まれます。

 ISPS会長でミスズ社長の半田晴久も、何度も試合に足を運び、サポーターの皆様と共にメガホンを振り、バンザイし、声を涸らして応援しました。その姿に、サポーターからISPSコールを頂くほど、信頼関係を築いて参りました。

 また、年始の「新体制発表会見」を、毎年ISPSが支援して京王プラザホテルで大々的に行なったり、ミスズの地元である西荻窪や吉祥寺でも、ヴェルディファンを増やす様々な試みを行うなど、常に選手やチームを励まし、熱烈なサポーターの皆様と共に歩んで参りました。

 それまで、数年間のヴェルディは、J2でも芳しい成績ではありませんでした。しかし、私共がスポンサードした2017、2018シーズンは、いずれもJ1昇格のプレーオフまで来ています。J2で18位や20位だった、それまでとは雲泥の差です。今や、チーム自体が上昇機運の最中なのです。サポーターの方からも、「ISPSとミスズと共に、ヴェルディをずっと応援していきたい。来年以降も、ぜひスポンサーをしてほしい」と、直接お声を頂き、3年目も是非支援しようと思っておりました。

スポンサーを降りざるを得ない事情

 ところが先日、ヴェルディの羽生社長と葉梨氏がISPSを訪れ、スポンサーを降りてほしいと要請されたのです。

 と言っても、羽生社長や葉梨氏が、ISPSに悪感情を持ってる訳ではありません。もめ事やトラブル、行き違いもありません。むしろ両氏は、ヴェルディについて共に語り、より良いチーム作りを夢見てきた、いわば同志のような存在です。

 しかし実は、数ヶ月前に突然、羽生社長はゼビオの会長と社長から、ISPSがヴェルディのメインスポンサーであるのは困る、との旨を言われたそうです。

 ご存知の通り、ゼビオホールディングスは、傘下にゼビオやヴィクトリア、ゴルフパートナーなど、子会社33社を擁する大企業です。合計売上は2300億を超え、ヴェルディの取締役にも、ゼビオホールディングスの副社長が入っています。特に2010年、ヴェルディの経営が危なかった時に、ゼビオがスポンサードした話はよく知られてます。その当時の報道によれば、1年で8000万円、5年間で4億円の契約だったとのことです。

 しかし、ゼビオが「胸スポンサー」を務めたのは2010年終盤のみ、2011年〜2015年は「袖スポンサー」となり、2016年以降はこれもありません。にも関わらず、なぜ、今でもゼビオの会長・社長が、メインスポンサーを降ろせと言えるほど、強い発言権を持つのか不思議です。

 真相を調べれば、以下の通りでした。2010年当時、ゼビオが年間8000万を拠出した際、ヴェルディの新株予約権51%分が、ゼビオに渡る契約を結んだのです。なるほど、それなら当然、ゼビオの支援の有無にかかわらず、ヴェルディはゼビオの意見を無視できないでしょう。

 羽生社長も葉梨氏も、さぞ板挟みの苦しい立場だろうと、心が痛みました。それにしても、ヴェルディが一番困ってる時、相手の弱みにつけ込み、こんな条件をつきつけたゼビオに対し、ファンもサポーターも、他のスポンサーも憤りを覚えるでしょう。それを呑んだ羽生社長も、さぞ断腸の思いだったでしょう。しかし、それも、スポーツをビジネスとしか捉えない会社なら、普通にある事です。ゼビオは、こうして子会社を増やして行ったのでしょう。これも、ビジネス界では普通のことです。

 それにしても、いよいよヴェルディがJ1に手が届くという時になって、メインスポンサーを降りてくれと言うのも、理不尽で、無礼で、残酷な話です。そこまで、ISPSやミスズが嫌なら、初年度に言ってほしかった。もっと言うなら、最初の契約時に言ってくれれば、はじめからスポンサーはしなかったのです。2年で4億2千万円の資金を拠出し、チームが上昇気流に乗ったところで、「スポンサーを降りろ」と言うのは、誰が聞いてもひどい話です。

 なぜ、ゼビオの会長と社長がそう言い出したのか、羽生社長に伺いましたが、「どうしてもISPSの名前を出さないでほしい」というだけで、詳しい理由の言及はなかったそうです。

 しかし、それでは2年で4億2千万円の資金を拠出し、地元にヴェルディファンを増やし、ヴェルディを熱心に応援してきたメインスポンサーを、明確な理由もなく降ろせと、ゼビオの会長と社長が命令したことになります。

 より詳しく聞けば、「ISPSではなく、ミスズの名前に変えてくれ」と仰ったと、羽生社長から聞きました。これでは、2年間で4億2千万円拠出した実績と功績のあるメインスポンサーの、意向を全く無視し、ゼビオが理由もなく、別の会社をメインスポンサーにしろと命令してるのと同じです。こんな理不尽な要求を、呑めるはずがありません。聞けば、ミスズはテレビCMが流れているが、ISPSは流れていないからだそうですが、よく分からない話です。ISPSは、ゴルフのレギュラースポンサーになって、テレビ東京やBSフジ、BS11で何度もTVコマーシャルを流しました。最近は、メルボルンのゴルフワールドカップで、スポンサーのISPS HANDAの名前や、名前の入ったフラッグが、ゴルフネットワークで連日流れています。また、一般紙やスポーツ紙で連日報道されていました。

 しかもISPSは、スポーツ振興を通じた社会貢献を掲げ、ジュニアや選手の育成に、どこよりも力を注いで来たヴェルディに敬意をもって支援してるのです。こういう、ポリシーを持ってヴェルディ支援に力を注いで来たのです。そのスポンサーに、名前を出すな、名前を変えろと仰るのは、さすがに「あまりにも失礼な話です」と申し上げました。

 しかし、私達がスポンサーを降りなければ、羽生社長や葉梨氏も板挟みの苦しみが続きます。もし、新株予約権の51%が行使されれば、ヴェルディの経営母体が変わってしまう事も有るでしょう。ゼビオの会長や社長が、そうと明言しなくても、ことは羽生社長や葉梨氏の進退にも関わります。

 何より、私共は「是非、ヴェルディのメインスポンサーをやらせてくれ」と、お願いした訳ではありません。前述の通り、羽生社長や葉梨氏がお困りで、是非にと何度も仰ったので、メインスポンサーを引き受け、やるからにはヴェルディのJ1優勝をめざし、全力を注ごうと力添えしただけの事です。

 2年で4億2千万円も支援した挙げ句、感謝どころか、「ISPSの名前を下げてくれ」と言われるのは、全く納得できない話です。しかし、私共がスポンサーでいることを、ゼビオが気に入らないのに、そこを敢えて逆らったり、事を荒立てても、何の解決にもなりません。地位保全の裁判や、名誉毀損、業務妨害の損害賠償裁判を、10億円で起こす事もできますが、それで困るのは、羽生社長やヴェルディの職員、選手やサポーター、ファンの皆さん、他のスポンサーでしょう。そうなれば、せっかく盛り上がったチームの雰囲気も台無しです。

 だから、法的措置は取りません。ただ、不本意ながらスポンサーを降りる本当の理由と、ゼビオの社会通念上の良識や礼節のなさ、それに対する我々の怒りは、文書で表明し、ヴェルディの選手やサポーター、他のスポンサーに対し、説明する責任を感じるものです。

終わりに(スポンサーを降りるに当たって)

 このような次第で、ISPSとミスズは、今季限りでヴェルディのスポンサーから身を引かせて頂きます。

 せっかく仲良くなり、共にスタジアムで声を涸らして応援した、サポーターやファンの皆様には、道半ばで離れざるを得ない事を、大変残念に思っております。決して私共が、ヴェルディを嫌になってスポンサーを降りる訳ではないこと、我々の意思によるものではないことを、どうぞご理解下さい。

 また、羽生社長や葉梨氏は、本当に私共に良くして下さいましたし、ヴェルディの事を誰よりも熱く思ってる方です。J1に上がれば、スポンサー費を2倍にする約束もしてました。だから、この件で、彼らが責められるような事は、私共は全く望んでおりません。その事もどうぞ、サポーターの皆様にはご理解頂きたいと存じます。

 私共がスポンサーを離れても、我々以上に手厚く、ゼビオや傘下企業がその発言や決定の責任をとり、スポンサーして下さることと信じます。それでこそ、サポーターの皆様も安心される事でしょう。ゼビオには、強いリーダーシップ、豊富な資金力、発信力があります。私共の愛したヴェルディを、是非、末永く支援して頂き、いつかヴェルディをJ1優勝に押し上げて下さることを、心から願っております。

以上

平成30年11月29日

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