第3日(12/20) 姫路麗が初優勝 2度の優勝決定戦で五十嵐を下す

 「HANDA CUP」・第40回全日本女子プロボウリング選手権大会(日本プロボウリング協会主催、文部科学省、日本ボウリング場協会、関東ボウリング場協会後援)最終日は20日、東京ドームボウリングセンターで開かれ、姫路麗プロが悲願の初優勝を飾った。

 同選手権大会は、国際スポーツ振興協会(ISPS/半田晴久会長)が特別協賛する2008年の総決算。18日から始まった予選に、トッププロ72名が参戦し、華麗な技を競った。

 この日は、まず午前10時15分から準決勝(9ゲーム)を行い、予選と準々決勝までの27ゲームを加えた36ゲームのトータルピンで争い、五十嵐久乃、谷川章子、姫路麗、鷲塚志麻の4選手が決勝に進出した。

 決勝は「全日本方式ステップラダー」で行われ、まず、3位進出の姫路麗と、4位進出の鷲塚志麻が「4位決定戦」。鷲塚志麻が中盤やや安定性を欠き、まず姫路麗が214対190で、勝ち名乗りを上げた。

 「3位決定戦」では、姫路と、2位進出の実力者・谷川章子が対戦。谷川はいきなりターキースタートで大きくリードを奪ったが、姫路は3フレから6連続ストライクで一気に逆転、238対234で谷川を下した。

 最後の大一番。「優勝決定戦」は、力強いプレーと強い精神力でここまで来た姫路麗と、1位進出の五十嵐久乃との対戦。五十嵐が8フレで痛恨の8点。しかし姫路も9フレで9点と、緊張感も限界に。五十嵐が10フレをパンチアウトで締めくくったものの、姫路も落ち着いたプレーでかわし、226対222で五十嵐を破った。

 全日本方式では、1位通過選手が敗れた場合、もう一度決定戦を行うルール。仕切り直しは白熱した展開となった。両選手とも5フレまでパーフェクト。五十嵐は6フレもストライクを取り一歩リードした。しかし、ここから姫路が猛チャージを開始し、7フレからのターキーで五十嵐を逆転。双方とも、すべてストライクかスペアで、ほとんどノーミスの会心の試合運びだったが、255-245で、再び姫路が五十嵐を下し、栄冠を手にした。

 表彰式で勝利の花束を贈られた姫路は号泣。「こんな素晴らしい大会をサポートしてくださったISPSに感謝します。これからも応援をお願いします」とお礼を述べた。

 観客席を埋め尽くしたファンもハイレベルの激闘に満足げで、「過去数年、これほど緊迫したナイスゲームは見たことがない」と絶賛する声も上がった。

 国際スポーツ振興協会(ISPS)は、スポーツを通した社会福祉の観点からこの大会の特別協賛となっているが、半田晴久会長は次年度も引き続きサポートしていく考えを示唆している。

 華麗な中にも激しい闘志がぶつかった「HANDA CUP」・第40回全日本女子プロボウリング選手権大会は、その名のとおり「華麗」なプレーで魅了した姫路麗の優勝で幕を閉じた。

 なお、この大会は、メディアプラネット(福岡市)などの制作により、2009年1月24日午後6時から8時まで、スカイA sports+「パーフェクトボウリング」でオンエアされる。同1月28日午後2時半から4時半まで再放送される。